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家族葬をご希望される方のお気持ち
家族葬という言葉が認知されはじめて、10年ぐらいだと思います。
Wikipediaから
「家族葬とは」
密葬と似ているが同義語ではない。
密葬の場合は、近親者だけで葬儀を行い火葬した後に、日を改めて「本葬」(骨葬。お別れ会)を行う。
密葬と本葬を合わせて一つの葬儀であり、本葬を行わず密葬だけを行うことは基本的にありえない。
これに対して家族葬の場合は、近親者だけで葬儀を行い火葬をするところまでは密葬と同じであるが、それだけで一つの葬儀として完結した形態であり、日を改めて本葬を行うことはない。
また、直葬は「直接火葬」を略したもので、独立した葬儀を行わず火葬だけを行うことである・・・・・・
と、あります。
弊社は「家族葬」を専門にお世話させていただいていますが、一般葬と大きく違う点は、会葬者の人数と故人様との関係性だと思われます。
家族葬は、家族、親戚それに準ずる方、仲の良かった友人に囲まれ、儀礼的なことや形式にあまりとらわれず執り行われます。
なので、新聞への訃報広告や、道案内の看板も出さないことが多いですし、葬儀社に「〇〇さんのお通夜が行われると聞きましたが・・・」と電話がかかってきても、原則としてお答えすることができません。(ご遺族の要望で、絶対に秘密にしてくださいと言われる場合と、電話がかかった場合は、答えてもいいです。という場合はあります。)
それに対し一般葬は、家族など近親者はもちろん、ご近所、友人、ご遺族の職場の方々など、参列者を選びません。
家族葬は本当に和やかでゆっくりと故人様とお別れができるところが最大のメリットです。一般葬では、次々と弔問客が訪れ、その対応に追われ、バタバタとしてしまうイメージがあります。
ただ、この最大のメリットの反面、お知らせをしないので、後で亡くなったことを聞いた方々が、ご自宅に弔問に来れれる可能性があります。そのことは、よく頭にいれて選択しないと、逆に疲れることになりかねません。
実際に「家族葬」をしたいと望まれて、そのように準備をしていても、どこからか聞きつけた方々がどんどん弔問に来られ、全く「家族葬」とはかけ離れて葬儀になってしまうことは、よくあります。
そうなったとしても、それで嫌な思いをされたり、後悔されたりなさったご家族は、今までお見かけしたことはないです。
みなさん、故人様とのお別れをしたいお気持ちで、来られているので、有り難いことですよね。
「家族葬」を希望されるご家族には、2通りあると思います。
1つは、和やかに家族だけで、故人との最期の時間を過ごしたい。大げさなことをして、まわりに迷惑をかけたくない。「家族葬がいい。」
2つめは、これはわたしの考えで、全てにあてはまることではないことを申し上げておきます。
「本当は一般葬のようなことをして見送りをしたい。でも予算的に大変なことになってしますのではないか?」と考え「家族葬でいい。」
この「家族葬がいい」と「家族葬でいい」には大きな違いがあります。
葬儀のことで、一番心配になるのは、祭壇のお花のことや、和尚様の読経よりもやはり「お金」のことが不安だと思います。
たくさん予算のある方は、全く心配ないでしょうが、団塊の世代といわれるすでに「年金で暮らしている」世代が、90代以上の両親を見送るという状況をよく目の当たりにします。
どなたも口には出したくない「葬儀後の自分たちの生活は大丈夫か?」それが「家族葬でいい」につながっているように思います。
悪いことしているわけではないのに、なんとなく後ろめたい気持ちなんだと思います。そこで「家族葬」を選択したという事実はとても便利な言葉でもあるのです。
「家族葬を選ぶと費用が抑えられる」イメージが先行してしまっています。
確かに多数の会葬者が来られる一般葬に比べ安価ではありますが、一般葬はたくさんの方が「香典」をお持ちになるので、その収入で、葬儀費用のほとんどが賄える場合もあります。
家族葬だと、近親者だからということで、「香典」を包まないこともあり、安価であっても最低限の費用はかかりますし、その費用全てご遺族の負担になるケースもあります。
葬儀のやり直しはできません。よく考えて事前にご家族で話し合っておかれることを、おすすめします。
弊社は、「生きている人、残されたご家族が大変な思いをしてまで無理な葬儀をする必要はない」と考えます。
「家族葬でいい」は悪いことではないんです。自信をもって「家族葬」で葬儀を執り行ってください。
葬儀で一番大切なのは、「故人様を皆様で心を込めてお見送りすること」だと思います。
是非、相談にいらしてください。
どんなことも一緒に考え、そのご家族に一番合った形を見つけます。
それが、安心につながります。
大丈夫です。おまかせください。
問い合わせは、年中無休24時間いつでも
TEL 095-833-7444
家族葬つばき会館長崎南斎場 担当 御手洗千世