代表ブログ
父になる。母になる。
家族葬つばき会館長崎南斎場の代表ブログをご覧いただきありがとうございます。当社は「家族葬・直葬・密葬・一日葬」を大切に大切にしている小さな葬儀社です。
寒くなってきましたね。愛犬チャーリーとの散歩も早朝は、マフラーをするようになりました。
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コロナの影響からではないのかもしれませんが、自宅で家族と顔を合わせる時間が長くなったからか?親子間のトラブルや、夫婦間のトラブルで果てには「殺人事件」「心中」となってしまうニュースが目に付くのは、私が葬儀屋さんだからでしょうか?
なかには殺人したほうの言い分を聞いて、「わかる!」と思うものもあります。
「食べるときに、くちゃくちゃ音を出すな!」と息子から怒鳴られ、毎日反省文を書かされていた。その反省文を壁中に貼っていたそうです。高齢の両親にキレた長男が暴力をふるっていた。
父親は我慢ならずとうとう、脇差(家にあったんですかね?)でめった刺しにした。という事件を目にしました。
家族だからこそ、人に相談しにくいし、他人は簡単に「仲よくすればいいのに。」と言います。
しかし、家族だからこそ解決しずらい問題があるように思うのです。
たとえば、8050問題です。たとえひきこもりの息子が親の年金を当てにして生活していたとしても、母にしてみれば息子は息子、憎たらしくてもやはりかわいいし見捨てられない。なんとかしてほしい、自立してほしいとは思っても捨てることはできないんだと思うのです。そして人に話しづらい問題だし、いつかなんとかなるだろうと先延ばしになり、どうしようもなくなる・・・・。
私は85歳になる母と一緒に暮らしていますが、「もう一切何も言わないから、言いたいことを言わせてもらいます。」と宣言して、母に言いたかったことを全て言いました。その中に「食べ方」なんかも含まれます。言わないと決めた以上言いませんが、やっぱりイライラしたりします。でも自分もなっていくんですよね・・・そのことは考えられません。笑
息子が成人した時だったと思います。あることに気が付きました。
息子が生まれて、初めて母親になりました。その日から毎日母親1日目、母親2日目と日を重ねました。飛び越して母親10年目というのは、息子が10歳の誕生日を迎えないと来ないわけで、私には子供が一人しかいませんが、仮に他に子供がいたとしても息子の母親10年目と、娘の母親5年目の日はその日しかなくて、子供が成長するように父も母も毎日が初めての日なんです。50歳の息子が働かずに親の年金で暮らす日、何日目は初めての経験なんです。
子育ては自分育てだとは、よく言ったものだと思います。
私は顔が亡くなった父に似ており、子供のころは名前聞かなくてもどこのだれかわかる。と近所の方に言われていたそうです。息子は父親に似ています。笑い方がそっくりで、びっくりすることがあります。
家族は、家族だから自分の一番の理解者だと思い込み「わかってくれない。」とのジレンマがあるのだろうなあ。と思うのです。ケンカや言い争いも多くなる。いてくれて当たり前、やってくれて当たり前。だから感謝の言葉も気恥ずかしくて言えない。
父や母にならない選択もありますし、なりたくてもなれない方もおられます。
しかし、今自分の命があるのは父と母がいたからです。
命とは尊いものですね。
と思ったのでした。