「愛」「温かさ」「安心」の家族葬専門の長崎市内の斎場です

24時間365日受付 お問い合わせはこちら
お急ぎの方も事前予約の方もお電話ください。0120-63-7444

代表ブログ

心に残るお仕事

家族葬つばき会館長崎南斎場の代表ブログをご覧いただきありがとうございます。当社は「家族葬・一日葬・直葬・密葬」を大切に大切にお手伝いさせていただいております、小さな葬儀社です。

 

終活カウンセラーとして年に5~6回「終活セミナー」や、葬儀にまつわる話を市民講座などでさせていただいております。コロナ禍で、せっかくお招きいただいても大きな会場での開催ができずにおりました。3月24日久しぶりにホテルニュー長崎にて、某経営者様の定例会の場で「コロナ禍で考察した終活と経済」という話を約1時間させていただきました。

普段の講座では比較的高齢の方や、介護施設の方などが聴衆者として多いのですが、今回はみなさんスーツをバシっと着ている方々だと知らずに伺い、ちょっと緊張しました。

こんな感じ

 

内容は、いつも話していることよりはちょっとだけ経済的な?葬儀業界も変革しているというよな話。

 

講演が無事に終了し、会食の時間に様々な経営者様と名刺交換させていただきました。

その中のおひとりが「○○さまの葬儀をお願いしたことがありますが、覚えていらっしゃいますか?私はその方の後見人をしていました。」○○さんという苗字は、長崎市ではかなりポピュラーなお名前なので、当然数名の候補がおられて・・・。覚えているもなにも、今までお手伝いした中でもかなり心に残る葬儀だったのでした。確かブログにも書いたつもりだったのですが、残っておらず、どちらかの施設で講演させていただいた時の原稿に入れた話だったかなあ?とわからなくて、改めて書いています。

まだ、長崎市に来て間もない頃でよく覚えています。ある施設の担当者さんから利用者様の容態が悪いが家族と連絡がなかなか取れず、施設の職員で送ることになりそうだがお願いできないか?というような内容です。

とうとう、その日がやってきました。やっと連絡ができた関西方面からたった一人の肉親お姉さまが、通夜どころか葬儀にも顔を出さず、「さあ、出棺します。」というタイミング出棺の5分前に到着したのです。お姉さまが喪服に着替えるのを待ち、霊柩車のハンドルを握りました。助手席に座ったお姉さまに対し私は腹を立てていました。「肉親はただ一人、なぜもっと早く駆けつけてあげないのか?連絡も取れずひどいお姉さん!」と思っていたので、話もせずに運転しました。火葬場まで40分ほどかかります。出発して10分くらい経ったところで、すすり泣きの音が聞こえてきました。その音はだんだん大きくなり最後には嗚咽になりました。お姉さんはぼそぼそ話しかけてきました。「これでやっと私も一区切りしました。妹のことで、就職するときも結婚するときも本当に大変で、こんな妹早く死ねばいいと思って生きてきました。でももうそれを考えなくてよくなりました。」私ははっとしました。亡くなられた方はダウン症でした。お姉さまはお姉さまで、家族として苦しい思いを抱いて生きてこられたことを理解できずに腹を立てた自分が恥ずかしくなりました。「お姉さま、ご自分を責めないでください。最期までしっかり見送って差し上げましょう。」とそのあとは、霊柩車の中で二人ずっと泣きました。

その時の施設の施設長さまとは今でもずっと交流があります。更にはその時の後見人さまと再会するとは・・・

 

私の仕事の計り知れない深さと重さを再確認し、これからも心してお見送りしようと思いました。

 

こんな大切な仕事をさせていただけて、私は本当に幸せです。

感謝します。

 

どうか安心して私におまかせください。

ありきたりな言葉ですが

心を込めて尽くさせていただきます。

 

合掌

 

お問い合わせはこちらから